タグ:手仕事 ( 187 ) タグの人気記事

相性

人に相性があるように、仕立にも あります。

仕立の良し悪しは、正しい寸法 と 美しい仕上がり のみならず
如何に お客さんの お好みに応えられるか、にあります。
(私は、この事が本来 最優先だと思っています)

私の場合、国家検定2級 と 指導員免許 を持ちます。
全国各県より選ばれた100人で競う 大会に出場しています。

しかしながら、これらの事柄は「一般的に分りやすい、一定の基準」でしかありません。

寸法通りに仕立てられているのに、何故だか着難いことってあります。

お客さんの体と、着物の仕立具合の反りが 合っていないのですね。

着物は 巻き付けて着ますが、やっぱり 体は曲線なので、洋服のようには行きません。
したがって、直線もカーブを付けたり、弛みを入れたり、攣らせたり。
体に沿う様に 仕立ます。

着付け方も 重要で、衣紋を抜くのか ゆったりめに衿を開けるのか 詰めるのか。

男物は、女物 以上に着付け方の お好みが重要になります。
(着流した姿を見せて頂くと、助かります)

ある時、お召風の反物で単衣を仕立、しくじりました。

硬さのある生地は、特に 立ったり座ったりで短くなります。
しかも 長めに着付けられる方でしたので、一般的寸法では もとより短かったのです。
揚(身頃の途中でつまんで縫い込まれている所)を全部下ろして、OKとなりました。


先日、お直しした道中着。

実に、三度目の正直。
ご近所と言う事もあり、寸法直しに ご足労を頂きました。

着物の上から羽織って頂き 裄寸法は 合っているのに、振が出る。
衿と衿明の分が肩巾に譲っている事がわかり、
肩巾を詰め、更に 身頃が広過ぎるので 身巾を詰めたら 袖口が出る。

袖巾を広げて、一件落着♪

ようよう お渡し出来ました、とさ。
[PR]
by 555nao-ya | 2008-11-02 22:42 | ちくちくお針教室にて | Trackback | Comments(4)

目指すは

雨が降って、何だか一気に秋模様な雰囲気ですね~。
夜にはコオロギが聞えたりして。

前から気になる、ご近所のお好み焼屋・美好。
遂に足を踏み入れまして・・・
なかなか 好か店です♪


その時、ご一緒して下すった uさんにお借りした
きものサロン 2003年版・春号。



d0145972_22401847.jpg



桃井かおりさんのベトナムでのお誂え☆
刺繍が素敵*
コントラストの大胆さが好きっ。


むくむくと目指していたものが、目を覚ます。

事業所に入る前から、服飾関係には就きたいと思っていたけれど。
修行時代、独り立ちをして、30代前半に目指していたもの。
私のしようとしていたのは・・・たくさんアイディアがあったよね。

丸山敬太氏が着物風デザインの発表をしていた頃。

やられた~って思っていました。
こんな人が出てきちゃった。

今「風」ではなく、着物のデザインもなさっています。


果たして、私は?

フランス・パリで日本人のデザイナーと言えば、高田賢三氏だそうです。
たくさんの日本人がパリでコレクションを発表していますが、
知名度・成功者としてのデザイナーで認められているのは、彼。

フランスに居ながらにして、日本建築の家に住み、着物で生活していると言う。

もともと 私は彼に憧れて、服飾デザイナーを夢見ていたのです。
高田氏のインタビュウで
「僕はベンガラ格子のある所で育ったんだ」
と話されていた。

柄の上に柄が重なる彼のデザインは、着物の柄・色合いから発せられている。


後にその事を知ったとき、原点を見たように思えた。
[PR]
by 555nao-ya | 2008-08-18 22:31 | 直やのこと | Trackback | Comments(6)

ぽか

仕立屋の修行時代。
私が入所したとき24歳、師匠は71歳だったか?
事業所それぞれで、年季があるけれど、4年がほとんど。
私の所は、もう1年「お礼奉公」があって5年間。
その後は独り立ちします。

1年、東京の職業訓練校で教わっていたので、当時、
普通に高卒などで入所して来る子より、巧くて早かった。

ところが、思わぬ「ぽか」をやる。

振り返ってみると、たいてい慣れてきたとき。
誰でもそうだ、と言うけれど、コレはお客さんの預かり物。
やり直しは利かないのです。

今までに大きな裁ち間違えを 2度も!やっている。

1度目は、和裁士の全国大会に出るための準備用付下。
2度目は、お客さんの黒留袖。

独り立ちしてからは、今のところ(むむ?)ない。

師匠から、計り間違え、何度も見直して、鋏を入れるときは、もう一度見直す!
口酸っぱく。
出来の悪い弟子です。

師匠も言っていたけれど・・・私も裁ち間違える夢、見ます。





ブログを続けます。
自戒を込めて、心して。
[PR]
by 555nao-ya | 2008-08-10 21:32 | 直やのこと | Trackback | Comments(0)

柄合い

d0145972_221114.jpg



格子柄・夏着尺。

上前、剣先上。 
近過ぎて、ちょいとボケ気味(汗)

横段の黒を中心に、衿・衽・背・脇 を合わせました。

ぴしゃり、柄合いが決まると気持ち好いですねっ♪
[PR]
by 555nao-ya | 2008-08-03 22:08 | ちくちくお針教室にて | Trackback | Comments(0)

それ~っ。

昨日、急ぎものが来た!
ちくちく 真っ只中っ。


ちりん。

暑いなんて言っていられないけれど、りんの音に励まされています*


d0145972_22433858.jpg


喜多川歌麿   婦人手業操鏡 針仕事
[PR]
by 555nao-ya | 2008-08-01 22:42 | つぶやき | Trackback | Comments(2)

夏物

ひと雨降って、少しは風が出ました。


d0145972_23443040.jpg


明日発送の、変り紋絽・付下小紋。

水の流れの中に笹が刺繍してある雰囲気。
目から涼を頂いています*
[PR]
by 555nao-ya | 2008-07-28 23:19 | ちくちくお針教室にて | Trackback | Comments(4)

もしもし

今日は i-phone が発売されましたね。
三日前から泊り込んで並んだ人も居たとか。

昨日、通り掛った 歌舞伎座も、昼の部の幕見が長蛇の列でした☆
やっぱり高野聖は無理だな。


気になると、声を掛けてしまいます。
昨日の着物のご婦人と同じく、以前、柄合わせの妙で声を。

私、自転車。
おじちゃん、歩き。

信号で止まりました。

こちらでは、しょっちゅう見かける鯉口シャツ。 私には馴染がありません。
どうも、売りもんじゃないよ、これ。
おやっ 手ぬぐいじゃないの?これ。

横断歩道を渡って

すみません、どこで買われたのですか?
作ってるんだよ。
えっ ご主人が?
いや、うちの(奥さん)がよ~。

少しタッパのある、いかにも頑丈そうな 50がらみのおじちゃんは
耳にタバコを挟んで、歩きながら答えてくれます。

俺らは手ぬぐいが名刺代わりよ。

何じゃかんじゃ訊いてくる私に、結構、嬉しそう♪
絶妙な柄合わせ。
色んな手ぬぐいが、よ~く考えられて配置されています。
美しいシンメトリー。

ありがとうございました~♪

ついっと 自転車で る~ん。 小さな喜び。



d0145972_0153550.jpg

こちらは ふじ屋 てぬぐいあわせ
[PR]
by 555nao-ya | 2008-07-11 23:10 | お気に入り | Trackback | Comments(0)

反省

午前中から習い事があったので、銀座でした。
帰り道、チラシを貰っておこうと歌舞伎座へ。

同じくチラシをご覧になっていたご婦人。
幾何学柄の総柄小紋です。

その柄合わせが、素晴らしいっ!

身幅広めの方で、総て柄合い。 
衿も背も脇も、もちろん衽は言うまでもなく。

声を掛けます。

どちらでお仕立ですか? 近所の仕立屋さんです。


脇が甘い。
師匠の言葉「小紋が一番面白い(難しい)」。


ここんとこ仕立てたものを思い、猛省。




新宿回りで、ようやっとパスケースを取りに行きました。
久々の丸の内線。
トンネルを抜けて、四谷の緑が。

向上心を持って、前進っ☆
[PR]
by 555nao-ya | 2008-07-10 17:09 | つぶやき | Trackback | Comments(4)

完成!

5月9日は、弟の誕生日。
因みに、私は、
6月9日です。

うちは両親の誕生日も面白い。

母、1月22日
父、2月22日。

今日は、13:00~ お座布会♪
蒸し暑くなったら・・・と思って「冷風機」を買ったのですが、
割りに涼しくって、出番なし。
てか、夜には寒いくらいになってた!

綿を扱うには、寒いくらいが丁度好い♪

何故って、綿があちこち行かないように締め切ってしまうから。
布団や半纏の綿入れは、
11月や2月のからっと晴れた寒い時期。
虫や湿気の来ない時期。
衣類の虫干しと一緒ですね。
大体、家の中の一番広い畳の部屋(座敷とか)でします。


d0145972_2339266.jpg
CORO助さんと彩詠さん。

縫い物に手馴れていらっしゃる
お二人でしたので、
綿切りもすることに。


休憩のお八つも入れて、約5時間にて、完成~♪
5時間~!
って思われそうですが、早い!のです。
しかも、私がちょいと綿をてんこ盛りしてしまって、途中で減ずったり。




d0145972_23442790.jpg

出来立て、表~♪













d0145972_2344449.jpg

裏~♪






よくできました◎ 花丸♪









因みに、この座布団作りは「家庭裁縫」の域ですので、
悪しからずご了承下さい。
[PR]
by 555nao-ya | 2008-05-09 22:54 | ちくちくお針教室にて | Trackback | Comments(10)

ともに・・・

d0145972_1232944.jpg


vaersgo
スタジオ・ヴェアスゴは、
「家具・インテリア小物など生活に関わるモノを作っています」
ヒュリケ・シリーズとともに一押しなのが、

格子の茶托=略して「格托(こうたく)」

職人技の格子組が美しい。
存在感があります。

d0145972_12264433.jpg




茶托としてのみならず、花台・受皿・・・
使い手の用い方によって、色々に変化します。


ヒュリケ・シリーズも同じく、使い手とともに完成されます。
言うなれば、使われて行く過程で「使い込まれ」
「完成」に近づいて行きます。
味わいが深まって年季が入ります。
いつまでも、成長し続けるモノたち。

ブライダルや祝い事の「引出物」に好いね~。
ご一緒して頂いたaさんと盛り上がりました♪




studio vaersgo[スタジオヴェアスゴ]
URL : www.vaersgo.com
[PR]
by 555nao-ya | 2008-03-04 13:01 | お気に入り | Trackback | Comments(4)