帯の話
2014年 10月 04日
浴衣でお馴染みの半巾帯や兵児帯。
およそ半巾帯の長さで、途中から巾が広がっている名古屋帯。
全部の巾が広がっていると開き名古屋帯。
全部の巾が広がっていて、
名古屋帯より約1mくらい長いのが、袋帯や丸帯。
丸帯は、織り巾が広巾=76㎝くらいで
二つに折って仕立ててあるので、裏表同じ生地、同じ柄。
柄付は、全部に柄があると総柄。
手先と前、お太鼓結びで見える所に柄があると六通、八通柄。
前とお太鼓結びで見える所に部分的に柄があるとポイント柄。
などなど。
男帯や子供帯など、まだありますが、主な帯を揚げてみました。
帯は、四角く縫います。
なので、簡単そうに思われますが
私は、仕立て物の中で一番難しいと思っています。
特に、ポイント柄は着用する方の体型により柄出しが難しいのです。
仕立て具合も
芯と表地が添うように、着用した時にツレナイように、加減します。
もちろん簡易な二部式帯もありますが、本式に仕立てると帯こそが和裁の醍醐味のように思います。
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