教え

嬉しいことを聞きました。

「直やの仕立は 着やすい」て♪

「着やすさ」
それは 師匠に由来するのですが、
大正9年生まれの彼は 幾つになっても常に工夫する人でした。

私が弟子入りした当時は 70も半ば過ぎていたと思うのですが、
何か閃くと 弟子を集めて 手の内を見せ、惜しげなく その技を伝授しました。

また、仕上げをしている最中に 好い出来の箇所を見つけたときも
他の弟子に その都度 見せて、真似するように指導しました。

弟子であっても 好い と思ったら、恥らいなく どうやっているのか やり方を訊ねました。

工夫。

寝ても覚めても と言うくらい、工夫をする事に熱心な人でした。
夜中に これは!
と言う工夫を思いついたら、飛び起きて やっているような人でした。

こんな師匠に出会えた私は 幸せです。

今の師匠は 仕立を下さるお客様ですが、
耳を傾ける事 なるべく希望に沿った仕立をする事 が大切ではないかと思います。

つまり、今の時流にも沿う仕立方を工夫しないと 現代人の体型や要求には応えられないと思うのです。
反物の巾も広くなりましたしね。
もちろん、熟練の技は 年月のなせる業なので 敬意を表します。
更に 工夫を重ねることで より深い対応が出来ると思うのです。

まだまだ 教えを乞いたかった師匠です。

あちらの世界から 直やを見守って下さっていることと思います。
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by 555nao-ya | 2011-10-10 23:44 | 直やのこと | Trackback | Comments(0)
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